MOKUMEGANE Japan

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木目金の歴史History of MOKUMEGANE

  • ボストン美術館
  • イギリス ヴィクトリア&アルバート博物館
  • 大英博物館
  • スイス バウアーファンデーション東洋美術館
  • デンマーク工芸博物館

これらは江戸時代の木目金の作品を収蔵し、
調査、研究がされている場所の一部です。
日本発祥の金属工芸技術が
世界でその価値を認められているのは何故なのか。
まずは木目金の歴史から紐解いていきます。

武士の魂

「木目金」が生まれたのは江戸時代。
武家社会の興隆と共に
刀を飾る金工技術のひとつとして
独自の発展を遂げました。
戦の減った江戸時代とはいえ、
武士の魂の象徴である刀は
己を表現する大切なもの。
皆、思い思いの嗜好を職人に託し、
粋な侍を目指していたことでしょう。

刀装具の職人だった出羽秋田(現在の秋田県)の
正阿弥伝兵衛によって考案された
「グリ彫り」の鐔(つば)。
これが木目金の始まりと伝えられています。

異なる金属を幾重にも重ね合わせ、
丹念に叩いて鍛えることで美しい木目状の文様を作り出す。
グリ彫りに始まった木目金は、
江戸時代中期になると高橋派により
新たな表現が加えられ、
今日に伝わる技術が完成したのです。

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MOKUME GANE

江戸後期には町人文化の隆盛と共に
装身具や生活用品にも用いられ、
さらなる発展を遂げた木目金。
明治の廃刀令の後は
海外への輸出工芸品の制作にも用いられ、
海外の万国博覧会などを通じて
世界の工芸にも影響を与えました。
20世紀初頭過去には世界的に有名なハイブランドも、
熱心に木目金の技術を研究し製品を制作していたのです。

幕末から明治にかけ
来日した外国人たちの中には、
木目金に魅了され国へと持ち帰った人々がいました。
それらが現在は貴重な文化財のひとつとして
各国の博物館に展示されています。
Ukiyo-eやUrushiと共に、
MOKUME GANEも世界に認められた日本の伝統なのです。

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「幻の技術」の復活

大量生産ができず、最初から最後まで、
人の手による繊細な作業を必要とする木目金。
明治時代に一時期伝承が途絶えた後も
その技術は一部の研究家によって復元を試みられ、
また途切れるといったことを繰り返していました。
それが今では海外においても
木目金の技術を主に銀や金、
プラチナといった貴金属に応用した
ジュエリーや加工品が研究、制作されています。

木目金は自身を象徴するような
大切な装身具のために誕生した技術です。
私たち杢目金屋は、この日本が誇る技術を、
一生大切に身につける結婚指輪に用いることで、
現代に「活きる技術」として継承していきます。

日本が世界に誇るこの金属工芸技術を
さらに国内外で評価される存在に進化させていきます。

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杢目金屋は東京都「江戸東京きらりプロジェクト」に参画し、江戸時代からの伝統技術「木目金」を用いた革新的な商品を世界へ発信しています。*「江戸東京きらりプロジェクト」とは江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを、東京の「宝物」として光を当て世界に発信していく取組。

EDO TOKYO KIRARI WEBサイト: https://edotokyokirari.jp/

杢⽬⾦屋は東京都が進める「江⼾東京きらりプロジェクト」に参画しています

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